夫から「会社を辞めてセミリタイアしたい」と言われたときの私

夫は出会ったときから、

「一生会社員をする気はなく、経済的自立を早期に果たし、その後はプライベートを優先しつつ、本当に自分がやりたいと思うことを始めたいと思っている」

と話していました。

私はその話を聞いた時、

結婚後も専業主婦になる気は毛頭なく、

当たり前のように女性管理職が活躍していた職場で、

家族を養う世間のお父さん達が得ているくらいの収入は得ていたので、

「夫の収入が途絶えたとしても、変な負債を抱えたりしないのであればまぁいいや」

といった感覚でした。

 

なので、

実際に会社を退職してセミリタイアするって話しが出た時も、

「あぁ、そう。いいんじゃない?楽しそうじゃん、賛成~。」

って程度でしたね。

 

淡路島に移住することを決めた後は、

もう私の心は淡路島にあったので(笑)、

さっさと移住したかったし、

一足先に退職した私としては、

「ねえ、いつ退職できるの~?」ってかんじでした(笑)。

(どうやら彼は自分のプロジェクトみたいなものを持っていたらしく、それを途中で投げ出すのは嫌なので、それが片付いたらってことで、会社と退職調整してたみたいなんですよね。)

 

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不安じゃないの?

「夫婦で退職して淡路島に移住します」って職場の親しい人に話したら、

「え~、旦那さんも仕事辞めるの?不安じゃないの~?」

なんて言われることもありましたが、

夫が会社を辞めること自体に特に不安になることはなかったですね~。

 

それなりの資産があるってのが、なんだかんだ言っても大きいんですけど、

今振り返ってどうして不安がなかったのかといえば、

「今まで資格職として積み重ねたものも多少はあるし、健康であればどうにでもなるでしょ」

ってところだった気がします。

 

今の日本でね、仕事を選ばなければ食べていけなくなるってまあないでしょ?ってところですね。

そして仕事を選びたいなら、つべこべ言わず、それ相応の努力をします。

だれにでもその権利が保障されたとっても素敵な国ですからね、日本は。

 

経済的に自立していない(自立できない)状態こそが不安な私

昔から私、誰かに経済的に依存した状態に落ち着きません。

それは多分早くに父を失ったことが影響を与えていると思います。

 

私の親の世代は、女性は25歳までに結婚して家庭に入るみたいな風潮だったみたいで、

男性が女性を養うっていう構造。

私の家庭もそうだったんですよね。

けれど、それはいつまでも続かなかった・・・。

 

幼いころに目の当たりにしたその光景は、私に痛烈なメッセージを送ったんですよ。

人生っていつどうなるか分からない。

夫を失うことなく、専業主婦としてずっと経済的に守られた状態でいられるなんて、

ただのラッキーでしかない。

 

女性と男性とでは稼ぐことへのプレッシャーがまるで違うという現実

若かりし頃、20代前半、社会にまだ出たばかりの頃、

その当時付き合っていた彼から、結婚して専業主婦になってほしいと言われました。

いろいろ考えて専業主婦もありなのかななんて思い始めた時、母に相談したんですよ。

そうしたら、母にこう言われたんですよね。

「もう少し仕事を続けた方がいいと思う。nanaの仕事は簡単に就ける仕事ではないし、世間一般の人が見聞きできないことを仕事を通して見たり、経験できる。その経験は子供が産まれたら話してあげられるでしょう?それに社会に出て、男の人と同じように働いて苦労してみないと、家族を養うために働く旦那さんの外での苦労がピンとこないのよ。その苦労を知った上で専業主婦になるのとそうじゃないのでは全然違うのよ。」

 

その当時は「そんなもんかな~」なんて感じでした。

なんといっても若い20代ですからね、惚れたはれたですよ(笑)。

結局その彼とは結婚することなく、そして専業主婦って選択も自分の中からすっかり消え失せ、

そこからは男性と同等に仕事する毎日を送ることになったんですけど、

その時、母のあの時の言葉の意味が、猛烈に染み渡りましたね~。

 

やっぱりね、なんだかんだ言っても、女性の方が

稼がなければいけないっていうプレッシャーって少ないんですよ。

特に結婚後なんかは。

だって会社を辞めて専業主婦になっても、だれも変だとは思わないもの。

職業欄に専業主婦ってふつうに書くでしょ?

 

でも男の人が会社を辞めて家庭に入りたいって言ったら、

今の日本じゃまだすごくレアだし、

それを受け入れる妻が一体どれくらいいるでしょう?

しかも世の中の認識では無職の夫、下手したら奥さんに養ってもらっている甲斐性なし扱い。

「ひも」なんて言葉も男の人に使いますよね・・・・。

生活費を稼ぐ、家族を養うって面で、男女平等なんてまだまだ幻想なんですよ。

いくら共働きで妻も夫同等に収入があろうとも。

 

電車に揺られくたくたになって帰途につく毎日に、

仕事を辞めてしまいたい、逃げたいって思うこともしばしばありました。

そんな時、同乗しているくたびれたサラリーマンのおじさん達を見てふと、

「ああこの人達は家族のためにどんなに仕事を辞めたくって、そう簡単には辞められないんだよね・・・」

「その肩に一体何人乗っかってんだろう・・・」

って思うわけですよ。

 

会社員時代の夫は、仕事を大変だけれどやりがいを感じて楽しんでやっていると言っていました。

そう思って働く夫は私にとってとても精神的に楽な存在でした。

私を養うためにいろんな意味で限界に達してしまっているならそれは嫌ですよ。

夫にも人生は楽しいものであってほしいですから。

 

誤解されたくないので最後に。

私はアンチ専業主婦思想ではないですよ、別に。

あたりまえですが、いろんな家庭のかたちがあって当然ですからね。

だれにも迷惑をかけていないなら他人が意見することじゃないと思っています。

社会保障などにただ乗りしてるとかって批判ありますけど、

それは専業主婦に向けるべきではなく、

国の立法府へどうぞって話ですよね。

 

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4 Responses to “夫から「会社を辞めてセミリタイアしたい」と言われたときの私”

  1. YM より:

    同じセミリタイヤードとしてご主人の
    本当にやりたいことが気になります。

    • nana より:

      YMさんお久しぶりです。

      夫がやってみたいことは、既に以前から趣味として運営していた旅行関係のサイトを大きくすることです。
      特に興味があるのは、外国人に対して日本のことを紹介していくコンテンツの充実のようです。
      今まで趣味やっていたことを趣味を超えて本格的にやろうといったところでしょうか。
      私も日本のいいところをもっと掘り出して発信していけたらいいなぁと思っていたので大賛成なわけです(笑)。
      「日本はもうだめだ」みたいな風潮にうんざりですからね。

  2. YM より:

    ご無沙汰です。ネットであれリアルであれテーマをもって
    人と繋がるのはいいことですね。
    私はネットに対しては一方通行、見てるだけですけど。
    ご承知のように年に数回自転車のため淡路島に行ってます。
    先日、仲間と「千光寺」から「東山寺」、津名港、東浦と
    100k程走ってきました。
    「千光寺」の坂はキツかったです。

    • nana より:

      ブログ書いてても、人気サイトならいざ知らず、私なんかは一方的な発信なんで、コメントなんていただけると嬉しいし、自分とは違った意見やものの見方などの刺激が得られるのは有難いです。
      淡路島もそろそろ桜の季節がやってきましたね。
      春の花が咲く時期はとてもいいところだと思います。
      自転車で走っている方を見かけると、「気持ちよさそうだなぁ~。」と思うんですけど、やっぱり結構な体力が必要なんですね。
      淡路島何気に坂というか山道多いですからね~。

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