高齢者は貯蓄好き?その7割以上が「生活に不安がない」

「貯蓄が趣味」な人、

もちろんいるだろうし、決して悪いわけではないし、

人それぞれなんですが、

実際にはそういう人はそんなに多くないんじゃないかなとは思っている私。

 

でも、

日本人は世界的にみて「貯蓄好き」

なんて言われ、

しかも貯めこんで消費しないものだから、

「日本人は死ぬときが一番お金持ち」

なんて皮肉を言われることもあるようです。

 

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日本のシニアは平均3000万円を遺して死んでいく

ビジネスジャーナル2014.11.17記事

「なぜ日本人は”異常に”お金を使わない?ひたすら貯蓄するワケ データと感情面より考察」

において、

 

「経営コンサルタントの大前研一氏が、

『日本のシニアは平均3000万円以上のお金を残して死んでいく』

という趣旨のことを述べていたと例に出し、

 

高齢者が自分のお金を使わずに貯蓄するのは、

遺産を子孫に残すという優しさの表れであると同時に、

不安を抱く時間を少なくしたり、惨めな思いを何よりも避ける傾向の表れだ」

 

といった内容のことが書かれているのを読みました。

 

う~ん、3000万円遺して死にますか・・・。

3000万円あれば、いろいろ楽しめそうですけどね、人生・・・。

 

同記事は、

シニア達が「子孫に遺産を残してあげたい」と思っているということを理由の一つとしてあげています。

 

でも私はその意見には実は懐疑的。

 

子孫に遺産を残したいとかっていうよりは、

やっぱりなんだかんだ言って、

「不安」からくるものが結局のところ一番大きいんじゃないかなあと私は思うんですが。

 

そして、

「その不安に備えておいたら、備えを使う前にお迎えが来た」

ってところなんじゃないのかなぁ・・・。

 

ビックリ!高齢者の7割は「暮らし向きに心配ない」と感じている

3000万円も使えず終い、

「守りの姿勢」を貫いてその寿命を迎える高齢者たち。

 

「そんなに今の高齢者たちは生活が不安なのか?」と興味がわき、

ちょっと内閣府のデータを調べてみました。

そうすると意外なデータを見ることになったんですよ。

 

平成26年版高齢社会白書第1章第2節第2項(1)によれば、

 

60歳以上の高齢者の71%が、

その暮らし向きについて、

「全く心配ない」か「それほど心配ない」

と回答しているんです。

 

そして、

特に80歳以上の高齢者では、

その8割がそのように回答しています。

 

この調査結果、私は正直驚きました。

高齢者の70%以上が、その暮らし向きにさほど不安を感じていないとは!

 

今の20代~40代の世代で、

老後はおろか今現在においても、

「その暮らし向きにさほど不安を感じていない」と答えられる人、

一体どれくらいいるでしょう・・・。

 

 高齢者の総所得の約70%は公的年金・恩給

上記白書第1章第2節第2項(2)によれば、

 

高齢者世帯(65歳以上の人のみで構成するか、又はこれに18歳未満の未婚の人が加わった世帯)の年間所得(平成23(2011)年の平均所得)は303.6万円

です。

また、高齢者世帯の所得を種類別にみると、

「公的年金・恩給」が209.8万円(総所得の69.1%)で最も多く、

「稼働所得」59.2万円(同19.5%)が次に続きます。

 

ちなみに現役世代を含む全世帯平均年間所得は548.2万円だそう。

但し、

全世帯平均548.2万円と、高齢者世帯平均303.6万円を世帯人員一人当たりで見てみると、

高齢者世帯195.1万円、全世帯平均208.3万円

となり、両者の差は対してないんですよ。

 

こういうデータを見ると、

「年金受給額が減らされる」とか、「年金暮らしで生活が苦しい」って言うけど、

今の高齢者の世代は年金がまだまだちゃんと機能してるんだなって思うのですが、

どうなんでしょうね。

 

 生活に不安がないのになぜ使わず死ぬの??

上記白書第1章第2節第2項(4)によれば、

高齢者の貯蓄の目的は以下の通りのようです。

 

なんだかとっても悲しくなるような結果なんですがね、

 

「豊かな生活・趣味」目的はたったの4.6%、

「旅行・買い物」にいたっては1.6%

なんですよ。

人生を楽しむためにお金使えないなんてね・・・。

 

注目すべきは、

「生活の維持」目的の貯蓄は約20%

ってところなんですよ!

 

これ、私は意外でした。

やっぱり年金だけで暮らせる人が多いんですかね。

私の世代はきっとこれが1番の貯蓄目的なんじゃないの?

年金だけでの生活とか、そんなの期待できないんだろうな・・・。

 

で、

貯蓄目的ダントツの1位は、

「病気・介護の備え」で62.3%

です。

 

先日「日本人は保険好きなのね」って記事に書いたんですけど、

こういうところにもそういう雰囲気、漂っている気がします。

「とにかく備えたい」っていう。

 

やっぱりみーんな「不安」なんですね、

但し「漠然」と・・・。

 

あつ、ちなみにですが、

「子供に残す」とかって、

たった2.7%(笑)。

そりゃそうでしょ。

 

自分たちが作った資産なんかね、自分たちで使えばいいんですよ。

親の遺産なんかあてにしてる子供にしちゃ、「ダメよ~、ダメダメ。」

 

不安の正体って何なの?

やっぱりこれでしょう!

 

「自分の寿命が分からない」

 

知りたいような知りたくないような(笑)って話なんですけど、

資金計画を立てる上ではこれ分かればほんと単純な話なんですけどね~。

 

あとは今後の日本の年金制度とか医療(介護)保険制度、税制などがどう変化するのかってところでしょうか。

 

おそらく今よりいい条件になることはないだろうと殆どの日本人が感じている気がします。

 

極力後悔しないお金の使い切り方ってどうすればいいんだろう?

できればうまい具合に使っていきたいんですよね。

「死ぬときが一番お金持ち」状態とかほんと嫌です(-_-)

 

でもさっきも書いたように寿命って分からないし・・・。

 

結局そこはどうやっても分からないから、

無駄遣いはしないけど、自分が意味を感じることには支出を惜しまないように、

当たり前だけど、

 

「締めるところは締める。使うところは使う。」

 

これしか分からないです、私。

誰かいい方法知ってる人いないかしら?

 

これ永遠のテーマだと思う。

 

参考:内閣府平成26年度高齢社会白書

 

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