【北海道】朽ちた倒木が「地の果て」のような「トドワラ」と花が咲き誇るフラワーロードがつくる野付半島の風景
北海道の知床半島と根室半島のあいだにある半島、野付半島。
この半島は、全長が約26kmで砂でできている半島では日本最大なんだそうです。
地図を拡大して見てみると、まるでかぎ針のような面白い形をしているのが分かります。
野付半島には、何やら独特の雰囲気を漂わせる風景が広がっているらしいとのことで行ってみました。
野付半島は「フラワーロード」
海とお花畑に挟まれた一本道になっています。
ニッコウキスゲのような黄色い花が一面に咲き誇っていました。(6月下旬ころ)
エゾカンゾウでしょうか?
5月から10月あたりまで、次々と花が咲きかわって半島を彩るんだそうですよ。
参考までに:野付半島ネイチャーセンターHP「花暦」
こちらは海側の風景です。
立ち枯れてしまったミズナラの林「ナラワラ」とトドマツの林「トドワラ」
フラワーロードのほぼ中央あたりに、ミズナラなどの木々が立ち枯れた林が見えてきます。
これを「ナラワラ」と呼んでいるそうです。(※写真をクリックして拡大版で見るとよくわかります。)
これらの木々は地盤沈下により浸食してきた海水によって枯れてしまったんだそうです。
何度も言えない雰囲気を漂わせています。
このエリアが「地の果て」とか「この世の果て」とか言われるのが分かるなぁ・・・。
野付半島ネイチャーセンターがあるポイントにやってきました。
参考までに:野付半島ネイチャーセンターHP
この辺は散策路になっています。
季節ごとに様々なお花が楽しめるようですね。
片道のみ馬車に乗ってみましたよ。
トドワラにやってきました。ピンク色のハマナスが所々咲いていてきれいです。
トドマツが海水の浸食によって立ち枯れてしまったことを説明しています。
木道を歩いてみると、
枯れた木が風化して転がっているのが見えます・・・。
こういうのが所々に転がってて、う~ん、なんか寂しい雰囲気ですね・・・。
荒涼としてますね。寒い季節になると一層物悲しい感じになるんでしょうかね・・・。
帰りは馬車でなく徒歩で散策路を。
荒涼としたトドワラとは対象的な華やかさを演出する花々の小道。
このギャップが幻想的な雰囲気をつくるのかもしれないですね。
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