田舎に移住して古民家に住むのは憧れだけじゃ難しいと思う
淡路島に移住して、古民家の売り物件を見つけて住みたいと思っている人がそれなりにいることを知りました。
確かに古民家はいい雰囲気を醸し出しますし、
田舎暮らしに憧れを持ち移住してくる人の心を掴むのも分かります。
ですが、実際に古民家に住むのは、
ちょっとした憧れだけではなかなか苦労があるかもしれません。
私は移住に際し、中古物件の購入も視野に入れていましたが、
「古民家」という選択肢は持っていませんでした。
あえて古民家を購入し住みたいと思わない理由
どうして古民家選択がないのかというと、
1. 機能的じゃない
そりゃあたりまえですよね。何十年も前の生活スタイルを元に建てられているのですから。
2. 地震・台風に耐えうるのか怪しい
地震の耐震性は不安ですよねー。あと忘れるなかれ、台風は規模の大小、頻度は違えど毎年来ますよ。雨漏りとか心配ですねぇ・・・・。ちなみに雪は降らないなぁ〜。先日関西九州地方で積雪になったみたいですけど、淡路島は、夜薄っすら地表を覆ったくらいで、翌日朝起きたときにはすでに跡形もなかったです。
3. 冬寒い
これは最近実際に体感してきました。まずガラスが薄いですし、サッシとの噛みが悪いというか気密性が悪いみたいです。あと断熱材とかも当たり前ですが最近の住宅と比べるとイマイチなんじゃないかなぁ。うちの家は暖房は日が暮れてから就寝までで十分ですけど、古民家はよほど陽当たりに恵まれない限りそんなのまず無理なんじゃないかな。
4. 基本的に住むのに修繕が必要な場合も多く、DIYが楽しくて仕方ないくらいじゃないと、そのコストと煩わしさに心が折れる
まあ、これもあたりまえですかね。私の実家は築35年くらいで、古民家ではないけど、最近、床はりかえ、屋根葺き替え(とうとう台風時の雨量に耐え切れず雨漏りし始めた)、外壁塗装をやらなくてはなりませんでした。本当は浴室、キッチンのリフォームもしたほうが良さそうですけど、そこまで古い家にお金をかけられないという判断で放置。
5.家とともに自分も歳を重ねていくことを考えると、スタートから家が老人状態なのは厳しい気がする
家ってある意味生きていくうえでのパートナーみたいなところってあると思うんですよ。一時的に住むなら古くても問題なしですけど、そうじゃないなら自分が老人になるころその家って大丈夫なんだろうかと不安になるんですよね。
6. 田舎暮らしに憧れて移住したわけじゃないので、THE田舎の象徴のようなものにそもそも興味もなかった
結局、これが根本かもしれません。多分古民家に憧れがあればデメリットなんて気にならないでしょうし、むしろ楽しめたりするものだと思いますし。私はもともと生まれも育ちも田舎の地方都市、古民家は珍しくもなく、憧れの対象ではなかったんですよね。
古民家探しは簡単じゃない?
地方って空き家だらけって言うじゃないですか。
だから淡路島も「古民家の空き家なんてザクザクあるんだろう」って思ってたんですけどね。
確かに空き家っぽいのは見かけるんですよ。
でも売り出しているかどうかが問題なんですよね。
この間地元の年配の方がおしゃべりしてたんですけど、
空き家になってても結構売りたがらない人が多いんだそうですよ。
なんでも、
「先祖代々の土地家屋を自分の代で手放すのは恥」
だと躊躇してしまうんだそう。
うーん、田舎ならではの発想かもしれませんね。
都会のマンション暮らしに慣れてしまっていた私にはこういう発想はないし、
東京周辺の友人からもこういう話は全く聞かないので。
まぁ淡路島でも若い世代の考え方は違うとおもうんですけどね。
「田舎に移住して古民家に住む」って意外と簡単じゃないよって話でした。
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こんばんは
確かに外は古民家風で中は最新式みたいな方が良いかも知れません。
似たものでクラッシクカ―がありますが、エアコン、エアバックなし、窓手回しです。(トヨタ2000GTとか 初期のフエアレデイZなど)
憧れはありますが、憧れだけでも・・・特に安全装置がないのは困る部分ですね。
個人的にはメインではなく余裕のある人の趣味の世界だと思います。
こんばんは。
「外は古民家風、中は最新式」ってのはありですね。
ただTHE古民家な物件に魅力を感じる人は、きっとその不便ささえ「魅力・あじ」だととらえるので、中もどっぷりレトロなのを好むのかも?
クラシックカーも確かに似たようなものでしょうね。窓手回しなんかも「あじ」だと思えちゃうんじゃないですかね。
私もこういったものは実用性に欠けるので趣味の世界だと思ってしまいます。
だけど不動産はコストはもちろん、管理しなければいけないので、趣味にするには重すぎですσ(^_^;)